研究シーズの内容
コーチングとは、相手の能力を見つけ引き出し、自発的な行動につなげ、持続させることを促すコミュニケーション技術である、と一般に定義されているが、コーアクティブ。コーチングは、とりわけクライアントの顕在的かつ潜在的なニーズを、コーチとクライアントとの協働行為によって満たしていくことが、最大の特徴としてあげられる。この「Co-active:コーアクティブ」とは、コーチとクライアントとが「Collaborative:協働的」かつ対等なパートナーシップを結び、双方の信頼と協力のもとに積極的なコミットメントを築いていくことを意味している。
本研究では、パーソナルコーチングの中で、とりわけ米国にて注目を浴びている「コーアクティブ・コーチング」のモデルを取り上げ、その主な特徴を特にバーナード経営学のフレームワークから理論的考察を試みることによって、コーチングの理念と役割を明らかにし、さらにコーアクテイブ・コーチングモデルが目指すコミュニケーション機能の本質を見い出している。
実用化イメージ
・人事考課の職能面接制度と考課者教育/目標管理制度の積極的な推進
・社員のモチベーションアップ(仕事意欲向上施策)
・チームワークの強化/社内コミュニケーションの活性化
・組織変革を効果的かつ速やかに進行させる
・マネジャーのマネジメント能力の向上/昇級試験へ向けてのチャレンジ
・営業マンのコミュニケーション・スキルの向上
・新規事業の効果的な立ち上げ
・新人・中途社員の新しい職場への適応プログラムの一環
・効果的な会議運営の推進
・企業の経営理念、経営方針、経営戦略の立案
関連する特許や論文等
論文
・「バーナード経営学から見たコーアクティブ・コーチング」 『経済研究(68)』,琉球大学,P1-34,2004 (Sep.) .
・「組織コミットメントと生産モチベーションとの関係」 『経済研究(55)』,琉球大学,P143-145,1998 (Mar.) .
・「マネージャーの管理責任行動に関する一考察」 『経済研究(56)』,琉球大学, P235-256,1998 (Sep.) .
その他(琉球大学研究者データベース参照)