研究シーズの内容
本発明は、柱部材とこの柱部材につながる横部材とを組み合わせて区画形成した開口を有するピロティフレームを備えた建築物につき、その耐震補強を施すに当たり、前記開口に、柱部材に連係し該横部材に向けて伸延する少なくとも2枚のプレートを配置してそのプレートの相互間に該柱部材又は横部材とほぼ同等の幅を有する閉空間を形成し、次いで、該プレートを貫く緊結部材にて該プレートを仮止め固定したのち前記閉空間内にコンクリートを充填して硬化させ、続いて該緊結部材を締め上げてプレートを通して硬化後のコンクリートに対してプレストレスを導入する、ことを特徴とする。
これにより、柱部材を多用したピロティ建築物の水平耐力、靭性を大幅に改善し得る。
実用化イメージ
分野および用途
・多大なコストを伴うことなしに既存のピロティ建築物あるいはピロティフレームを部分的に有する建築物の耐震補強を図ることができる。
研究シーズの内容
・ピロティフレームを備えた建築物の耐震補強方法 (特許第4224589号)