研究シーズの内容
本発明の太陽電池は、ダイオードを含んで、基板上に形成されておりp型不純物又はn型不純物が導入されている多結晶シリコン層と、一端が多結晶シリコン層に接続され、多結晶シリコン層の各シリコン粒子から伸びて形成されたナノチューブを含み、ナノチューブの他端側の部分に、多結晶シリコン層とは逆導電型の不純物が導入されており、多結晶シリコン層と、ナノチューブの他端側の部分により、ダイオードの不純物領域が構成されているものである。
太陽電池を構成するダイオードのキャリアの移動度が高いので、太陽電池の光電変換効率を高めることができる。また、ダイオードが占める面積を少なくして太陽電池の集積度を高めることができる。これにより、太陽電池のセルの小型化を図ることができる。さらに、基板の材料にガラスやプラスチック等を使用すれば、太陽電池の大面積化を図ることが可能になる。
実用化イメージ
分野および用途
・光電変換効率、集積度を高め、小型化、大面積化された太陽電池を実現できる。
関連する特許や論文等
・太陽電池、センサ、ダイオード及びその製造方法 (特許第5177686号)