アグリ・バイオ 花卉園芸学 植物分子生物学 植物育種学 植物遺伝生化学 トルコギキョウ 花色 切り花 花 放射線 イオンビーム 育種 園芸 花卉 観賞園芸学研究室ではトルコギキョウの花色、花形などの遺伝の仕組みを20年以上研究し、新品種の作出方法を開発しています。トルコギキョウの主要アントシアニジン色素:ぺラルゴニジン(Pg)、シアニジン(Cy)、デルフィニジン(Dp)のシアニック系色素の遺伝に加え、黄色花、白色花、二重、覆輪、及びかすりの形質について、表現形質に対応する遺伝子型との関係を明らかにしました。その関係を設計図として用いて新F1品種・鹿児島大学ブランド「奥玉洋(オーイーヨウ)」を創出しました。 ■品種作出法:遺伝子型DXDX・E/e・B/b・HXHX・Pg/pg・ANS/ansを設計図として用いています。■研究成果例:鹿児島大学ブランド‘奥玉洋(オーイヨウ)’の例 2003年にトルコギキョウの[花色遺伝型交配法」を開発、新F1系統を作り出す品種改良の技術が実用化されました。上記、遺伝子型を設計図として用いることで、品種の改良年限を大幅に短縮することができます。この技術によって、新F1品種・鹿児島大学ブランド「奥玉洋(オーイーヨウ)」を創出しました。現在、21系統を保有、今後はさらに銘柄(系統)を増やし、生活に潤いを与える高品質な新規のトルコギキョウを社会に提供、豊かな社会の構築と花き園芸学の発展に貢献できます。 ●特許第6153213号「トルコギキョウの新品種作出方法」●【登録商標】奥玉洋:商標登録第6490744号第31類 生花の花輪,種子類,など第35類 …顧客に対する便益の提供 トルコギキョウの新品種を容易に作出する方法を発見。維持・管理、生産方法の研究も進めており、珍しいトルコギキョウを市場に提供することができます。今後の実用化に向けて、ご協力・ご相談をお待ちしています。
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