食 作物保護 昆虫病理学 茶 チャノホソガ 茶 害虫 天敵利用 ウイルス チャノホソガは「三角葉巻(サンカクハマキ)」とも呼ばれ、茶葉を巻いてその中に糞を貯めるために生茶品質を低下させ、茶葉の生産にダメージを与えます。チャノホソガの天敵としてはチャノホソガ顆粒病ウイルスが知られていますが、防除策としては実用化されていません。本研究はチャノホソガ顆粒病ウイルスの病原性を確認するとともに、実用化に向けての利用方法を研究、農薬の使用を低減させる防除策の確立を目的としています。 チャノホソガの大量飼育チャ生葉による潜葉期の飼育人工飼料による巻葉期の飼育チャノホソガの幼虫は前半の潜葉期(葉に潜る)と後半の巻葉期(葉を巻く)に分かれるウイルスの大量増殖効率的なウイルス接種方法効率的なウイルス回収方法ウイルスは生きた細胞でしか増殖しない幼虫の体を使ってウイルスを増やす茶園における効果の実証効果的なウイルス散布方法野外における病原性の持続性ウイルスの散布時期・散布濃度などウイルスは紫外線により不活化しやすい 天敵ウイルスによるチャノホゾガの生物的防除を行うことができれば、農薬の使用回数を低減させることが可能になります。消費者が求める、より安全な茶生産が可能になるため、茶業の振興に寄与できると考えます。 ●研究用ウイルスの大量増殖に必要なチャノホソガ人工飼料は確立済み。今後は効率的な接種方法等を研究。効果的な散布方法などの実証研究を共同で行う茶園等の協力先を求めています。 茶品質を大きく低下させる茶害虫チャノホゾガの駆除に、天敵ウイルスを使う生物的防除策を確立する研究。農薬を減らし、安全な茶生産を可能にします。実用化されれば、鹿児島茶のブランド化にも寄与できる研究です。
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