医療・福祉 臨床心理学 発達心理学 障害児臨床 発達障害支援 臨床心理学 発達障害 グループアプローチ 情動・自己理解 生涯発達 保護者支援 発達障害児とは、乳幼児期に発達の様々な側面に遅れや偏りを示し、児童期以降の発達過程においても様々な躓きを生じる可能性のある子どもたちです。発達障害児への支援においては一人ひとりの特性に応じた支援と同時に、集団における社会的成長を保障しながら、当事者(保護者)のライフステージに応じた継続的な支援を行うことが重要なテーマです。本研究は、①グループアプローチによる臨床実践と②当事者へのアンケートを通じて、発達障害の社会性発達支援に関する知見を提供します。 1.発達障害児(者)の気持ちの理解と共有をうながすグループアプローチ2.発達障害児(者)の自己理解を深めるグループアプローチ3.発達障害児への地域支援としてのグループアプローチ4.発達障害児(者)の気持ちの理解の発達的変化に関する検討5.発達障害児(者)の自己理解の発達的変化に関する検討6.発達障害児の保護者における子どもへの認識の変化に関する検討・現場で実践可能な知見の蓄積・保護ニーズの理解         ・保護者による子ども理解促進        ・生涯発達的変化に関する知見の蓄積      ・ライフステージに応じた支援内容の検討・地域における居場所の提供・日常生活における対人関係の発展目的に応じたグループアプローチの手法に関する研究グループアプローチを通じた発達障害児・者の内的変化に関する研究保護者支援に関する研究グループアプローチの手法を用いた地域支援への展開 5~6人の集団で行うゲーム等を通して社会性発達支援を行うのが、グループアプローチの手法です。発達障害を生涯発達的視点から考察する本研究からは、年齢や集団の特性に応じた支援に関する知見が得られるため、様々な現場に応用できます。また、保護者をはじめ保育士、先生など重要な人的環境への支援や、地域における支援について検討することにより、日常生活の文脈に即した支援の展開が期待されます。医療・福祉の領域に加え、保育・教育の領域でも展開が可能な研究です。 ●支援者、当事者両方の視点を大切にしています。●グループアプローチは、集団の特性に応じた適    用が可能です。●発達相談、支援者支援に関心があります。●鹿児島で新しい支援現場の提供を求めています。 対人関係に焦点を当てた発達障害支援の研究。実践を通じて研究を進めてきました。鹿児島の医療、福祉、教育等の現場で、職員の方と一緒に新たな支援体制を作るのが目標。現場との情報交換を求めています。ご連絡ください。
PDFファイル:30-Mf-nakamura-psy.pdf