分子量マーカー及び分子量マーカーの作製方法
国内特許コード | P120007858 |
---|---|
掲載日 | 2012年8月9日 |
出願番号 | 特願2009-200164 |
公開番号 | 特開2011-050272 |
登録番号 | 特許第5645155号 |
出願日 | 平成21年8月31日(2009.8.31) |
公開日 | 平成23年3月17日(2011.3.17) |
登録日 | 平成26年11月14日(2014.11.14) |
発明者 |
|
出願人 |
|
発明の名称 | 分子量マーカー及び分子量マーカーの作製方法 |
発明の概要 |
【課題】本発明「分子量マーカー及び分子量マーカーの作製方法」は、短時間で簡便に低コストで作製することが可能な分子量マーカー及びその作製方法を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明の分子量マーカーは、イムノグロブリン結合ドメインを有する一種類のイムノグロブリン結合ドメイン分子がリンカーを介して複数個連結されたポリプロテインと、該ポリプロテインの発現宿主が前記リンカーを切断した分解生成物とを含有する、ことを要旨とする。 【選択図】図1 |
従来技術、競合技術の概要 |
|
産業上の利用分野 |
|
特許請求の範囲 |
【請求項1】 分子量マーカーであって、イムノグロブリン結合ドメインを有する一種類のイムノグロブリン結合ドメイン分子がリンカーを介して複数個連結されたポリプロテインと、該ポリプロテインの発現宿主が前記リンカーを切断した分解生成物とを含有し、前記ポリプロテインはそのC末端にCys残基が導入され、該Cys残基同士がジスルフィド結合を介して結合していることを特徴とする分子量マーカー。 【請求項2】 請求項1に記載の分子量マーカーであって、前記ポリプロテインは前記一種類のイムノグロブリン結合ドメイン分子が2乃至7個連結していることを特徴とする分子量マーカー。 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載の分子量マーカーであって、前記イムノグロブリン結合ドメイン分子が、スタフィロコッカス(Staphylococcus)プロテインA由来の抗体結合ドメイン、GroupGストレプトコッカス(Streptococcus)G148のGタンパク質(SpG)由来のB1ドメイン、ファインゴルディア・マグナ(Finegoldia magna)由来のLタンパク質よりなる群から選ばれたものである分子量マーカー。 【請求項4】 請求項3に記載の分子量マーカーであって、前記スタフィロコッカス(Staphylococcus)プロテインA由来の抗体結合ドメインが、下記(a)又は(b)のアミノ酸配列からなるポリペプチドであることを特徴とする分子量マーカー。 (a)配列番号1で表されるアミノ酸配列 (b)配列番号1で表されるアミノ酸配列において、1個若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列 【請求項5】 請求項3に記載の分子量マーカーであって、前記GroupGストレプトコッカス(Streptococcus)G148のGタンパク質(SpG)由来のB1ドメインが、下記(a)又は(b)のアミノ酸配列からなるポリペプチドであることを特徴とする分子量マーカー。 (a)配列番号2で表されるアミノ酸配列 (b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において、1個若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列 【請求項6】 請求項3に記載の分子量マーカーであって、前記ファインゴルディア・マグナ(Finegoldia magna)由来のLタンパク質が、下記(a)又は(b)のアミノ酸配列からなるポリペプチドであることを特徴とする分子量マーカー。 (a)配列番号3で表されるアミノ酸配列 (b)配列番号3で表されるアミノ酸配列において、1個若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列 【請求項7】 請求項1に記載の分子量マーカーであって、以下の表に記載される分子量の単量体および二量体を有するものである、分子量マーカー。 【請求項8】 分子量マーカーを作製する方法であって、 イムノグロブリン結合ドメインを有する一種類のイムノグロブリン結合ドメイン分子がリンカーを介して複数個連結されたポリプロテインを作成する工程と、 該ポリプロテインの発現宿主が前記リンカーを切断することにより複数の分子量を有する分子量マーカーを作製する工程と を有し、前記ポリプロテインはそのC末端にCys残基が導入され、該Cys残基同士がジスルフィド結合を介して結合していることを特徴とする分子量マーカー作製方法。 |
国際特許分類(IPC) |
|
Fターム |
|
画像
※ 画像をクリックすると拡大します。 |
|
出願権利状態 | 登録 |
英語項目の表示
発明の名称 | MOLECULAR WEIGHT MARKER AND METHOD FOR PREPARING THE SAME |
---|---|
発明の概要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a molecular weight marker that is simply prepared in a short time and at a low cost and a method for preparing the same. SOLUTION: The molecular weight marker includes a polyprotein in which a plurality of immunoglobulin binding domain molecules of one kind containing an immunoglobulin binding domain are linked through linkers and a decomposition product in which the expression host of the polyprotein cuts the linkers. |
『 分子量マーカー及び分子量マーカーの作製方法』に関するお問合せ
- 国立大学法人琉球大学 総合企画戦略部地域連携推進課産学連携推進係
- URL: http://www.u-ryukyu.ac.jp/
-
E-mail:
- Address: 〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1番地
- TEL: 098-895-8031
- FAX: 098-895-8185