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チロシナーゼ活性阻害剤およびこれを含有する美白化粧料 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P110001820
掲載日 2011年3月17日
出願番号 特願2006-011100
公開番号 特開2007-191427
登録番号 特許第4686720号
出願日 平成18年1月19日(2006.1.19)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
登録日 平成23年2月25日(2011.2.25)
発明者
  • 高良 健作
  • 照屋 潤二郎
出願人
  • 国立大学法人 琉球大学
発明の名称 チロシナーゼ活性阻害剤およびこれを含有する美白化粧料 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】 優れた活性を有しながら安全性の高い、新しいチロシナーゼ活性阻害剤を開発すること。
【解決手段】 次の式(I)
【化1】



で表される化合物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻害剤並びにラム酒粕を、スチレン系合成吸着剤処理、シリカゲルカラムクロマトグラフ処理、ゲルろ過処理および液体クロマトグラフ処理に順次付す上記式(I)で表される化合物の製造方法。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


現在、皮膚の日焼けや、シミ、そばかす等を防ぐ目的で、数多くの美白化粧料が市販されている。これらの美白化粧料には、色素物質であるメラニンの生成を防ぐ成分が含まれているが、その多くは、メラニン生成の律速酵素であるチロシナーゼを阻害するチロシナーゼ活性阻害物質である。



このチロシナーゼ阻害物質の代表的なものとしては、コウジ酸やアルブチン等が知れている。このうち、コウジ酸は、コウジカビの培養発酵物中に生産されるものであり、そのチロシナーゼ阻害活性は高いが、経口摂取による発癌性の報告や、白血球減少作用等の副作用の報告もあり、安全性が十分に確保されているとは言い難いものである。また、アルブチンは、ウワウルシやコケモモの抽出物中から得ることができる化合物で、安全性はほぼ確認されているものであるが、そのチロシナーゼ阻害活性は、コウジ酸に比べ弱いという問題があった。

産業上の利用分野


本発明は、チロシナーゼ活性阻害剤に関し、更に詳細には、メラニン生成に関係するチロシナーゼを効果的に阻害するチロシナーゼ阻害剤およびこれを利用する美白化粧料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
次の式(I)
【化1】


で表される化合物を有効成分とするチロシナーゼ活性阻害剤。

【請求項2】
ラム酒粕から得られたものである請求項第1項記載のチロシナーゼ阻害活性剤。

【請求項3】
ラム酒粕を、スチレン系合成吸着剤処理、シリカゲルカラムクロマトグラフ処理、ゲルろ過処理および液体クロマトグラフ処理から選ばれる処理の2以上を組み合わせた精製処理により得られたものである請求項第1項または第2項記載のチロシナーゼ阻害活性剤。

【請求項4】
請求項第1項ないし第3項の何れかの項記載のチロシナーゼ阻害活性剤を含有する皮膚外用剤。

【請求項5】
請求項第1項ないし第3項の何れかの項記載のチロシナーゼ阻害活性剤を含有する美白化粧料。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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