ピロティフレームを備えた建築物の耐震補強方法
国内特許コード | P08A013909 |
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整理番号 | 10 |
掲載日 | 2008年10月31日 |
出願番号 | 特願2005-205926 |
公開番号 | 特開2006-274783 |
登録番号 | 特許第4224589号 |
出願日 | 平成17年7月14日(2005.7.14) |
公開日 | 平成18年10月12日(2006.10.12) |
登録日 | 平成20年12月5日(2008.12.5) |
優先権データ |
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発明者 |
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出願人 |
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発明の名称 | ピロティフレームを備えた建築物の耐震補強方法 |
発明の概要 |
【課題】ピロティフレームを備えた建築物の耐震性能の改善を図る。 【解決手段】 柱部材とこの柱部材につながる横部材とを組み合わせて区画形成した開口を有するピロティフレームを備えた建築物につき、その耐震補強を施すに当たり、前記開口に、柱部材に連係し横部材に向けて伸延する少なくとも2枚のプレートを配置して、そのプレートの相互間に該柱部材又は横部材とほぼ同等の幅を有する閉空間を形成し、次いで、該プレートを貫く緊結部材にて該プレートを仮止め固定したのち、前記閉空間内にコンクリートを充填して硬化させ、続いて該緊結部材を締め上げてプレートを通して硬化後のコンクリートに対してプレストレスを導入する。 【選択図】図1 |
従来技術、競合技術の概要 |
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産業上の利用分野 |
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特許請求の範囲 |
【請求項1】 柱部材とこの柱部材につながる横部材とを組み合わせて区画形成した開口を有するピロティフレームを備えた建築物につき、その耐震補強を施すに当たり、 前記開口に、柱部材に連係し横部材に向けて伸延する少なくとも2枚のプレートを配置してそのプレートの相互間に該柱部材又は横部材とほぼ同等の幅を有する閉空間を形成し、次いで、該プレートを貫く緊結部材にて該プレートを仮止め固定したのち前記閉空間内にコンクリートを充填して硬化させ、続いて該緊結部材を締め上げてプレートを通して硬化後のコンクリートに対してプレストレスを導入する、ことを特徴とするピロティフレームを備えた建築物の耐震補強方法。 【請求項2】 前記プレートは開口の少なくとも一部分又は全部に配置されたものである請求項1記載の耐震補強方法。 【請求項3】 前記閉空間における柱部材の側壁近傍域に、あと施工アンカーを利用して複数の主筋と複数の帯筋とを組み合わせた補強体を配置する、請求項1又は2記載の耐震補強方法。 【請求項4】 少なくとも2枚のプレートをその開放端において相互につなぐ型枠を兼ねた溝形タイプの補強材を用いる、請求項1~3の何れかに記載の耐震補強方法。 【請求項5】 前記閉空間における柱部材の側壁近傍域に、柱部材に沿って配置される添え筋と、この添え筋にて支持された横補強筋を配置する、請求項1又は2記載の耐震補強方法。 【請求項6】 前記柱部材及び横部材の両方又はその何れか一方に、前記閉空間へ突出して硬化後のコンクリートとの一体化を図る連結部材としてのスタッドジベルを配置する、請求項1~5の何れかに記載の耐震補強方法。 【請求項7】 前記プレートを横部材の側面まで延長させ、該プレート及び横部材を貫通する緊結部材を締め上げることにより該プレートを横部材に圧着させる、請求項1~6の何れかに記載の耐震補強方法。 【請求項8】 前記プレートを横部材の側面まで延長させて、該プレートと横部材の側面の相互間に閉空間につながる隙間を形成するとともに該プレート及び横部材を貫通する緊締部材を配置し、該隙間内にコンクリートを充填、硬化させたのち該緊締部材を締め上げることにより該プレートを横部材に圧着させる、請求項1~6の何れかに記載の耐震補強方法。 |
国際特許分類(IPC) |
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Fターム | |
画像
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出願権利状態 | 登録 |
英語項目の表示
発明の名称 | ANTISEISMIC REINFORCING METHOD FOR BUILDING ADOPTING PILOTI FRAME |
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発明の概要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the antiseismic performance of a building provided with a piloti frame. SOLUTION: Antiseismic reinforcement is carried out by giving a piloti frame to a building which has openings divided and formed by combining columns with lateral members connected to the columns. In this case, a set of at least two plates connected to the columns and extended to the lateral members is arranged in each opening stated above; a closed space having a width almost equal to that of the column or the lateral member is formed between the two plates; then, the plates are temporarily secured and fixed with fastening members penetrating through the plate; concrete is poured to the closed space and hardened; and then a prestress is introduced to the concrete hardened through the plate by tightening the fastening members. |
『 ピロティフレームを備えた建築物の耐震補強方法』に関するお問合せ
- 国立大学法人琉球大学 総合企画戦略部地域連携推進課産学連携推進係
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