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動物のストレス軽減用器材 NEW

国内特許コード P210018014
整理番号 (S2019-0080-N0)
掲載日 2021年12月21日
出願番号 特願2020-555636
出願日 令和元年11月8日(2019.11.8)
国際出願番号 JP2019043922
国際公開番号 WO2020100747
国際出願日 令和元年11月8日(2019.11.8)
国際公開日 令和2年5月22日(2020.5.22)
優先権データ
  • 特願2018-213556 (2018.11.14) JP
発明者
  • 川口 博明
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 動物のストレス軽減用器材 NEW
発明の概要 本発明は、より安全にストレスを軽減することができる動物のストレス軽減用器材を提供することを目的とする。
動物のストレス軽減用器材(50)は、動物の体表面に面(S1)を対向させて保持される支持体(11)と、面(S1)から動物の体表面に向かって突起しており、動物の経絡を刺激する突起部(13)と、を備える。支持体(11)は、突起部(13)に対向する面(S2)を有し、突起部(13)と面(S2)との間に動物の耳介を挟む。支持体(11)及び突起部(13)は、生分解性素材で形成されている。
従来技術、競合技術の概要

伴侶動物及び産業動物等のヒトと関わる動物は、輸送ストレス、暑熱ストレス、睡眠障害、繁殖障害及び授乳障害等のストレスに晒されることが多い。例えば、動物を輸送した場合、ヒトと同様に乗り物酔い等の過剰なストレス反応を呈する動物が少なくない。伴侶動物であるイヌでは、自動車等による輸送の際に、嘔吐や元気消失等の乗り物酔いに類似した症状を呈することが知られている。産業動物であるブタでは、輸送ストレスによる下痢等の体調の悪化の問題に加え、価格低下の原因となる肉質の低下(ムレ肉及びフケ肉)又は膵膠浸潤による内蔵廃棄処分を引き起こし、経済的損失に発展する。子牛では下痢又は発熱等、体調が悪化し、馬は輸送熱を発症する。

近年、動物を人間の利益のために利用する際に、動物が感じる苦痛の回避及び除去等に極力配慮しようという動物福祉に対する関心が世界的に高まってきている。例えば、特許文献1には、動物の輸送開始前に、経絡等の動物の体表面の所定の部位に物理刺激を与えることを特徴とする動物の輸送ストレスを軽減する方法が開示されている。

産業上の利用分野

本発明は、動物のストレス軽減用器材に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
動物の体表面に第1の面を対向させて保持される支持体と、
前記第1の面から前記動物の体表面に向かって突起しており、前記動物の経絡を刺激する突起部と、
を備え、
前記支持体は、
前記突起部に対向する第2の面を有し、
前記突起部と前記第2の面との間に前記動物の耳介を挟み、
前記支持体及び前記突起部は、
生分解性素材で形成されている、
動物のストレス軽減用器材。

【請求項2】
前記突起部は、
3個である、
請求項1に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項3】
前記支持体は、
前記第1の面を有する第1の支持部材と、
前記第2の面を有する第2の支持部材と、
前記第1の支持部材の一端と前記第2の支持部材の一端とを連結する連結部と、
を備える、
請求項1又は2に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項4】
前記第2の面から前記第1の面に向かって突起しており、前記動物の経絡を刺激する突起部をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項5】
前記第2の面から突起した前記突起部は、
3個である、
請求項4に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項6】
前記第1の面から突起した前記突起部の先端を通る前記第1の面に対する垂線が、
前記第2の面から突起した前記突起部の先端を通る、
請求項4又は5に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項7】
前記突起部は、
前記動物の体表面に刺さる針である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項8】
前記突起部は、
前記動物の体を押圧する棒形状である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の動物のストレス軽減用器材。

【請求項9】
前記突起部は、
前記動物の体を押圧する錐体形状である、
請求項1から6のいずれか一項に記載の動物のストレス軽減用器材。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2020555636thum.jpg
出願権利状態 公開
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