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動力伝達装置及び口腔内加工装置 NEW 外国出願あり

国内特許コード P200016960
整理番号 1742-17P004
掲載日 2020年6月17日
出願番号 特願2019-509358
出願日 平成30年3月19日(2018.3.19)
国際出願番号 JP2018010869
国際公開番号 WO2018180725
国際出願日 平成30年3月19日(2018.3.19)
国際公開日 平成30年10月4日(2018.10.4)
優先権データ
  • 特願2017-060700 (2017.3.27) JP
  • 特願2017-134001 (2017.7.7) JP
発明者
  • 菊地 聖史
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 動力伝達装置及び口腔内加工装置 NEW 外国出願あり
発明の概要 動力分配機構(120)は、第1フレキシブルシャフト(111)と第2フレキシブルシャフト(112)とが互いに逆向きに回転するように、入力軸(S-IN)のトルクを第1フレキシブルシャフト(111)及び第2フレキシブルシャフト(112)に伝達する。動力合成機構(130)は、第1フレキシブルシャフト(111)及び第2フレキシブルシャフト(112)の各々からトルクを受けると共に、その受けたトルクの向きを揃えて、出力軸(S-OUT)に伝達する。動力分配機構(120)と動力合成機構(130)の少なくとも一方が、自己に対して第1フレキシブルシャフト(111)と第2フレキシブルシャフト(112)の回転角度に差が発生した場合に、その差を吸収する。
従来技術、競合技術の概要 特許文献1に開示されるように、モータと、そのモータの回転によって駆動される被回転駆動体とを、フレキシブルシャフトで連結した構成が知られている。フレキシブルシャフトは、モータと被回転駆動体との相対的な変位を許容しつつ、モータから被回転駆動体に回転を伝達する。被回転駆動体は、フレキシブルシャフトから回転を受け、受けた回転の動力によって作動する。
産業上の利用分野 本発明は、動力伝達装置と、これを備える口腔内加工装置とに関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
動力源につながれ、前記動力源によって回転される入力軸と、
被回転駆動体につながれ、前記被回転駆動体に回転を伝達する出力軸と、
前記入力軸の回転を前記出力軸に並列に伝達するための第1中間軸及び第2中間軸と、
前記第1中間軸と前記第2中間軸とが互いに逆向きに回転するように、前記入力軸のトルクを前記第1中間軸及び前記第2中間軸に伝達する動力分配機構と、
前記動力分配機構によって互いに逆向きに回転される前記第1中間軸及び前記第2中間軸の各々からトルクを受けると共に、その受けたトルクの向きを揃えて、前記出力軸に伝達する動力合成機構と、を備え、
前記動力分配機構と前記動力合成機構の少なくとも一方が、自己に対して前記第1中間軸と前記第2中間軸の回転角度に差が発生した場合に、その差を吸収する、
動力伝達装置。

【請求項2】
前記動力分配機構が、
前記第1中間軸と前記第2中間軸の一方の中間軸に連結される動力分配用反転軸と、
前記動力分配用反転軸を該一方の中間軸と連結させ、前記動力分配用反転軸の回転を反転させて該一方の中間軸に伝達する動力分配用反転機構と、
前記第1中間軸と前記第2中間軸の他方の中間軸の回転角度と、前記動力分配用反転軸の回転角度との差を吸収しつつ、前記入力軸のトルクを、該他方の中間軸と前記動力分配用反転軸とに分配する動力分配用差動歯車と、
を有する、請求項1に記載の動力伝達装置。

【請求項3】
前記入力軸を支持し、かつ前記動力分配機構を収める入力軸側ハウジングと、
前記第1中間軸及び前記第2中間軸によって前記入力軸側ハウジングと連結され、前記出力軸を支持し、かつ前記動力合成機構を収める出力軸側ハウジングと、をさらに備え、
前記動力分配機構と前記動力合成機構のうち前記動力分配機構のみが、前記第1中間軸と前記第2中間軸の回転角度の差を吸収する、
請求項1又は2に記載の動力伝達装置。

【請求項4】
前記動力合成機構が、
前記第1中間軸と前記第2中間軸の一方の中間軸に連結される動力合成用反転軸と、
前記動力合成用反転軸を該一方の中間軸と連結させ、該一方の中間軸の回転を反転させて前記動力合成用反転軸に伝達する動力合成用反転機構と、
前記第1中間軸と前記第2中間軸の他方の中間軸の回転角度と、前記動力合成用反転軸の回転角度との差を吸収しつつ、該他方の中間軸と前記動力合成用反転軸の各々のトルクを前記出力軸に伝達する動力合成用差動歯車と、
を有する、請求項1又は2に記載の動力伝達装置。

【請求項5】
前記第1中間軸と前記第2中間軸の一方の中間軸が、中空管状をなしており、
前記第1中間軸と前記第2中間軸の他方の中間軸が、前記中空管状をなす該一方の中間軸に挿通されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の動力伝達装置。

【請求項6】
前記第1中間軸及び前記第2中間軸が、撓んだ状態で回転を伝達可能なフレキシブルシャフトによって構成されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の動力伝達装置。

【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の動力伝達装置と、
口腔の外部に設置され、前記動力伝達装置の前記入力軸を回転させる前記動力源と、
歯牙及び骨を加工可能な加工ヘッドを保持した状態で顎に固定され、前記動力伝達装置の前記出力軸によって伝達される回転を、前記加工ヘッドの前記口腔内における変位を伴う運動に変換する前記被回転駆動体としての変位機構と、
を備える、口腔内加工装置。
画像

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thum_JPA1018180725_i_000002.jpg
出願権利状態 公開
※ 公開特許は弊社ホームページ内で開示資料とともに、特許公報も掲載しております。
アドレスは http://www.ktlo.co.jp/002_seeds_.html


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