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相互扶助活動支援システム、相互扶助活動支援方法及びプログラム UPDATE

国内特許コード P210017423
整理番号 2007-19P015
掲載日 2021年2月3日
出願番号 特願2019-197661
公開番号 特開2021-071880
出願日 令和元年10月30日(2019.10.30)
公開日 令和3年5月6日(2021.5.6)
発明者
  • 金子 満
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 相互扶助活動支援システム、相互扶助活動支援方法及びプログラム UPDATE
発明の概要 【課題】相互扶助機能をより活性化させることができる相互扶助活動支援システム、相互扶助活動支援方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ポイント管理部20は、資源の提供の完了後に、第1の記憶部11に資源に対応付けて記憶された基準値r,pを変数α~εの値に応じて増減させて今回のポイントを算出し、提供者となったメンバーが有する合計ポイントに今回のポイントを加算して第2の記憶部12に記憶するとともに、被提供者となったメンバーが有する合計ポイントから今回のポイントを減算して第2の記憶部12に記憶する。変数決定部21は、資源の価値に関する情報に基づいて、第1の記憶部11に記憶される変数の値を決定する。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要

従来より、コミュニティ内で行われる何かしらの活動に対して、提供者から需要者にポイントを付与したり、ポイントを別のサービスに利用したりするシステムが提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。また、近年、「ソサエティ5.0」が注目されている。これは、日本が提唱する未来社会のコンセプトであり、5年ごとに改定されている科学技術基本法の第5期(2016年度から2020年度の範囲)でキャッチフレーズとして登場している。

産業上の利用分野

本発明は、相互扶助活動支援システム、相互扶助活動支援方法及びプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
特定のグループに所属するメンバーが、資源を提供する提供者及び前記資源の提供を受ける被提供者になることにより行われる相互扶助活動を支援する相互扶助活動支援システムであって、
前記資源と、前記資源の提供に対して還元されるポイントの基準値と、前記基準値に対してポイントを増減させる変数の値とを、対応付けて記憶する第1の記憶部と、
前記メンバーに付与される合計ポイントを記憶する第2の記憶部と、
前記資源の提供の完了後に、前記第1の記憶部に前記資源に対応付けて記憶された前記基準値を前記変数の値に応じて増減させて今回のポイントを算出し、前記提供者となったメンバーが有する合計ポイントに前記今回のポイントを加算して前記第2の記憶部に記憶するとともに、前記被提供者となったメンバーが有する合計ポイントから前記今回のポイントを減算して前記第2の記憶部に記憶するポイント管理部と、
前記資源の価値に関する情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶される前記変数の値を決定する変数決定部と、
を備える相互扶助活動支援システム。

【請求項2】
前記変数には、前記被提供者に提供された資源の評価に関する第1の変数が含まれ、
前記被提供者による前記資源の提供の評価結果を示す情報を、前記資源の価値に関する情報として入力する第1の入力部を備え、
前記変数決定部は、
前記被提供者による前記資源の提供の評価が良好になるにつれて、前記今回のポイントが増えるように前記第1の変数の値を決定する、
請求項1に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項3】
前記変数には、前記グループが属する地域の行政における前記資源の重要度に関する第2の変数が含まれ、
前記行政において決定された前記資源の重要度を示す情報を、前記資源の価値に関する情報として入力する第2の入力部を備え、
前記変数決定部は、
前記行政に関する前記資源の重要度が高くなるにつれて、前記今回のポイントが増えるように前記第2の変数の値を決定する、
請求項1又は2に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項4】
前記変数には、前記グループにおける前記資源の重要度に関する第3の変数が含まれ、
前記グループにおける前記資源の重要度を示す情報を、前記資源の価値に関する情報として入力する第3の入力部を備え、
前記変数決定部は、
前記グループにおける前記資源の重要度が高くなるにつれて、前記今回のポイントが増えるように前記第3の変数の値を決定する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項5】
前記変数には、前記提供者及び前記被提供者の組み合わせが同一である前記資源の提供に関する第4の変数が含まれ、
前記提供者及び前記被提供者の組み合わせが同一である前記資源の提供が行われた回数をカウントする回数カウント部と、
前記回数カウント部でカウントされた回数を記憶する第3の記憶部と、
を備え、
前記変数決定部は、
前記提供者及び被提供者が同一である前記資源の提供の回数が増えるにつれて前記今回のポイントが減るように前記第4の変数の値を決定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項6】
前記変数には、前記資源の提供の実績に基づく第5の変数が含まれ、
前記変数決定部は、
前記資源の実績が多くなるにつれて前記今回のポイントが増えるように前記第5の変数の値を決定する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項7】
前記メンバーに付与された合計ポイントには、金銭と交換不能な名誉ポイントが含まれ、
前記ポイント管理部は、
前記名誉ポイントと名誉特典とを交換する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項8】
前記メンバーに付与された合計ポイントには、金銭と交換可能な可換ポイントが含まれ、
前記ポイント管理部は、
前記可換ポイントと特典とを交換する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項9】
前記ポイント管理部は、
前記メンバーが前記グループに支払った金銭に応じて、前記メンバーの合算ポイントの初期値を決定する、
請求項8に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項10】
前記資源には、物品又は不動産が含まれる、
請求項1から9のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項11】
前記資源には、サービスが含まれる、
請求項1から10のいずれか一項に記載の相互扶助活動支援システム。

【請求項12】
特定のグループに所属するメンバーが、資源を提供する提供者及び前記資源の提供を受ける被提供者になることにより行われる相互扶助活動を支援する相互扶助活動支援方法であって、
前記資源の価値に関する情報に基づいて、前記資源に対応する変数の値を決定する変数決定ステップと、
前記資源の提供の完了後に、前記資源に対応する基準値を前記資源に対応する変数の値に応じて増減させて今回のポイントを算出し、前記提供者となったメンバーが有する合計ポイントに前記今回のポイントを加算するとともに、前記被提供者となったメンバーが有する合計ポイントから前記今回のポイントを減算するポイント管理ステップと、
を含む相互扶助活動支援方法。

【請求項13】
特定のグループに所属するメンバーが、資源を提供する提供者及び前記資源の提供を受ける被提供者になることにより行われる相互扶助活動を支援するコンピュータを、
前記資源と、前記資源の提供に対して還元されるポイントの基準値と、前記基準値に対してポイントを増減させる変数の値とを、対応付けて記憶する第1の記憶部、
前記メンバーに付与される合計ポイントを記憶する第2の記憶部、
前記資源の提供の完了後に、前記第1の記憶部に前記資源に対応付けて記憶された前記基準値を前記変数の値に応じて増減させて今回のポイントを算出し、前記提供者となったメンバーが有する合計ポイントに前記今回のポイントを加算して前記第2の記憶部に記憶するとともに、前記被提供者となったメンバーが有する合計ポイントから前記今回のポイントを減算して前記第2の記憶部に記憶するポイント管理部、
前記資源の価値に関する情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶される前記変数の値を決定する変数決定部、
として機能させるプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 5L049CC35
  • 5L099AA13
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2019197661thum.jpg
出願権利状態 公開
※ 公開特許は弊社ホームページ内で開示資料とともに、特許公報も掲載しております。
アドレスは http://www.ktlo.co.jp/002_seeds_.html


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