抗HTLV-1剤、HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)治療薬
国内特許コード | P190016209 |
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整理番号 | (1705-15P012,S2016-0957-N0) |
掲載日 | 2019年7月26日 |
出願番号 | 特願2018-531956 |
出願日 | 平成29年8月2日(2017.8.2) |
国際出願番号 | JP2017028094 |
国際公開番号 | WO2018025923 |
国際出願日 | 平成29年8月2日(2017.8.2) |
国際公開日 | 平成30年2月8日(2018.2.8) |
優先権データ |
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発明者 |
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出願人 |
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発明の名称 | 抗HTLV-1剤、HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)治療薬 |
発明の概要 | HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)の新規な治療薬及び新規な抗HTLV-1剤を提供する。ABL1遺伝子によりコードされるチロシンキナーゼを阻害する物質を有効成分とする。 |
従来技術、競合技術の概要 |
ヒトTリンパ球指向性ウイルス1型(以下、HTLV-1)は、CD4陽性Tリンパ球のゲノムDNAに組み込まれ、体内及び個体間で感染伝搬するレトロウイルスである。HTLV-1感染細胞が腫瘍化することで成人T細胞白血病(ATL)を発症し、またHTLV-1感染細胞が脊髄内に浸潤することで痙性脊髄麻痺や排尿障害をきたすHTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP:HTLV-1-associated myelopathy/tropical spastic paraparesis、以下HAMと称する場合もある)を発症する。さらに、HTLV-1感染細胞が眼球内に浸潤することでブドウ膜炎(HU)を発症することもある。 上述したHTLV-1に起因する各種疾患のうちHAMについては、HTLV-1感染細胞が脊髄内に浸潤して炎症を起こすことがきっかけとなること以外、発症メカニズムは不明である。現在、HAMに対しては、根治療法は未樹立であり、病気の進行の早さや炎症の強さに応じて、炎症を抑える治療が行われる。炎症が強い場合は症状が進行する可能性が高いので、ステロイド療法、インターフェロン・アルファ注射療法等の治療が選択され、炎症を抑えて脊髄が壊れるのを防止している。具体的には、抗炎症薬として副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン:Predonisolone)の経口投与で、ある程度のプロウイルス量が減少し、症状改善効果が確認されている。しかしながら、多くの場合、当該治療方法では、完治することができず投薬中止によるリバウンドなどの問題もある。さらに、当該知慮方法にはステロイド糖尿病、骨粗鬆症及び免疫抑制等の副作用もある。 以上のように、HTLV-1に起因するHAMには、根治治療を可能とする治療薬が求められていた。例えば、特許文献1には、ヒトCXCL10に特異的に結合する抗ヒトCXCL10抗体または前記抗体の断片を含む、HTLV-1関連脊髄症の治療薬が開示されている。 |
産業上の利用分野 |
本発明は、ヒトTリンパ球指向性ウイルス1型を減量する抗HTLV-1剤、ヒトTリンパ球指向性ウイルスに起因する疾患であるHTLV-1関連脊髄症に対する治療薬に関する。 |
特許請求の範囲 |
【請求項1】 ABL1遺伝子によりコードされるチロシンキナーゼを阻害する物質を有効成分とするHTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)治療薬。 【請求項2】 上記物質は、イマチニブ、ニロチニブ及びダサチニブからなる群から選ばれる少なくとも1つの物質であることを特徴とする請求項1記載のHTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)治療薬。 【請求項3】 ABL1遺伝子によりコードされるチロシンキナーゼを阻害する物質を有効成分とする抗HTLV-1剤。 【請求項4】 上記物質は、イマチニブ、ニロチニブ及びダサチニブからなる群から選ばれる少なくとも1つの物質であることを特徴とする請求項3記載の抗HTLV-1剤。 |
国際特許分類(IPC) |
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Fターム |
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画像
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出願権利状態 | 公開 |
アドレスは http://www.ktlo.co.jp/002_seeds_.html
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