TOP > 国内特許検索 > アンテナ装置

アンテナ装置

国内特許コード P190016085
整理番号 (S2018-0002-N0)
掲載日 2019年5月27日
出願番号 特願2018-185159
公開番号 特開2019-068421
出願日 平成30年9月28日(2018.9.28)
公開日 平成31年4月25日(2019.4.25)
優先権データ
  • 特願2017-193700 (2017.10.3) JP
発明者
  • 吉田 賢史
  • 西川 健二郎
出願人
  • 国立大学法人鹿児島大学
発明の名称 アンテナ装置
発明の概要 【課題】複数の異なる周波数帯の送受信を可能としつつ小型化を実現することができるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置1Aは、誘電体基板2に形成される多層構造のアンテナ装置である。第1の平行線路11は、互いに平行に延びる2層の導電性パターンで構成される。第1の平行線路11は、第1の周波数帯については先端開放型の折り返しダイポールアンテナとして動作し、第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯については信号の伝送線路として動作する。第2の平行線路12は、第1の平行線路11の途中から枝別れして互いに平行に延びた後、逆方向に折れ曲がった2層の導電性パターンで構成され、第2の周波数帯については単素子のダイポールアンテナとして動作する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

近年急速に普及したスマートフォンには、4GもしくはLTE(Long Term Evolution)通信システム用のアンテナ以外にも無線LAN(Wifi)やワンセグ受信用のアンテナなど、様々な周波数帯のアンテナが内蔵されている。このため、従来より、各種アンテナの実装方法の研究が進められている(例えば、非特許文献1参照)。

また、次世代の移動通信システムとして、第5世代の移動通信システム(5G)に関する検討が既に世界各所で始まっており、5G用小型携帯端末において、超高速通信が可能なミリ波帯通信システムの搭載が検討されている。

産業上の利用分野

本発明は、アンテナ装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
誘電体基板に形成される多層構造のアンテナ装置であって、
互いに平行に延びる2層の導電性パターンで構成され、第1の周波数帯については先端開放型の折り返しダイポールアンテナとして動作し、前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯については信号の伝送線路として動作する第1の平行線路と、
前記第1の平行線路の途中から枝別れして互いに平行に延びた後、逆方向に折れ曲がった2層の導電性パターンで構成され、前記第2の周波数帯については単素子ダイポールアンテナとして動作する第2の平行線路と、
を備えるアンテナ装置。

【請求項2】
前記第2の平行線路は、前記第1の平行線路上に複数設けられ、
前記第2の平行線路それぞれで送受信され、前記第2の平行線路が設けられる間隔は、
前記第1の平行線路を伝送される前記第2の周波数帯の無線信号の位相差が2πとなる間隔である、
請求項1に記載のアンテナ装置。

【請求項3】
複数の前記第2の平行線路は、同じ向きで配設されている、
請求項2に記載のアンテナ装置。

【請求項4】
前記第1の平行線路の各線路は、メアンダ状に折り返されながら延びている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。

【請求項5】
前記誘電体基板は、
前記第2の平行線路が設けられた位置に、前記第2の平行線路がダイポールアンテナとして動作する前記第2の周波数帯の無線信号の送受信方向に張り出す張り出し部を有する、
請求項4に記載のアンテナ装置。

【請求項6】
前記第1の平行線路における、先端開放型の折り返しダイポールアンテナとして動作する部分の全長が、前記第1の周波数帯の無線信号の波長の1/2であり、
前記第2の平行線路において、ダイポールアンテナとして動作する部分の全長が、前記第2の周波数帯の無線信号の波長の1/2である、
請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。

【請求項7】
前記第1の周波数帯は、UHF帯であり、
前記第2の周波数帯は、ミリ波帯である、
請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2018185159thum.jpg
出願権利状態 公開
特許の内容に興味を持たれた方、ライセンスをご希望の方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close