抗菌剤を含む医薬組成物
国内特許コード | P170013764 |
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整理番号 | (S2013-0449-N0) |
掲載日 | 2017年3月15日 |
出願番号 | 特願2015-501434 |
登録番号 | 特許第6552053号 |
出願日 | 平成26年2月14日(2014.2.14) |
登録日 | 令和元年7月12日(2019.7.12) |
国際出願番号 | JP2014053559 |
国際公開番号 | WO2014129411 |
国際出願日 | 平成26年2月14日(2014.2.14) |
国際公開日 | 平成26年8月28日(2014.8.28) |
優先権データ |
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発明者 |
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出願人 |
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発明の名称 | 抗菌剤を含む医薬組成物 |
発明の概要 |
【課題】 本発明は、認知症の原因の1つを解明し、その治療に有効な医薬組成物を提供することを課題とした。 【解決手段】 本発明は、抗菌剤を含む、認知症治療用医薬組成物を提供する。また、本発明は、葉酸合成阻害剤を含む、高度好塩菌感染症治療用医薬組成物を提供する。 【選択図】なし |
従来技術、競合技術の概要 |
古細菌(アーキア)とは、真核生物、細菌(真正細菌)と並んで、生物全体を3つに分類した場合の1ドメインを形成する生物群であり、その形態は細菌にやや近いものの、系統学的にはむしろ真核生物に近い生物であることが知られている。古細菌は通常、火口などの高熱環境、酸性環境、塩水など、極めて特殊な環境に多く存在することが確認されている。これまで、古細菌が、歯肉炎を患うヒトの口腔内などから検出された報告(非特許文献1)はあるが、いまだかつて古細菌が動物の疾患の原因となることを示した報告はなく、古細菌はヒトを含む動物に対して病原性を有しないと考えられてきた。それゆえ、古細菌と動物の疾患との関係については、これまでほとんど研究が行われてこなかった。 認知症は、かつては「痴呆」と呼ばれていた概念であり、認知障害により、社会生活や職業上の機能に支障をきたす状態・症状である。認知症の患者においては、記憶機能の低下のほか、失語(言語障害)、失行(運動機能が正常にもかかわらず、運動活動を遂行することができない)、失認(感覚機能が正常にもかかわらず、物体を認知同定することができない)、実行機能障害(計画を立てて、それを実行することができない)などの中核症状が見られる。また、記憶障害などの中核症状から、感情・意欲の障害などのような精神症状、ならびに幻覚、妄想、徘徊、および介護への抵抗などのような行動障害が生じる。日本における認知症の患者数は2010年現在で約200万人程度といわれており、2020年には300万人以上に増加するといわれている。 認知症の原因となる主な疾患には、脳血管障害、アルツハイマー病などの変性疾患、正常圧水頭症、ビタミンなどの代謝・栄養障害、甲状腺機能低下などが知られているが、明確な原因が特定できない場合も多く、また、それぞれの原因に応じた有効な治療方法が確立されていない場合が多い。それゆえ、認知症の原因を解明し、その治療方法を開発することは社会的に大きなニーズがある。 |
産業上の利用分野 |
本発明は、抗菌剤を含む医薬組成物に関する。 |
特許請求の範囲 |
【請求項1】 スルファメトキサゾールおよびトリメトプリムを含む、Halobacteriaceae科に属する古細菌の感染に起因する認知症の治療用医薬組成物。 【請求項2】 スルファメトキサゾールおよびトリメトプリムを含む、Halobacteriaceae科に属する古細菌の存在が確認された患者の認知症の治療用医薬組成物。 【請求項3】 請求項1または2に記載の医薬組成物であって、 前記認知症が、脳炎または脳脊髄炎を伴う認知症である、 医薬組成物。 |
国際特許分類(IPC) |
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Fターム |
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画像
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出願権利状態 | 登録 |
『 抗菌剤を含む医薬組成物』に関するお問合せ
- 国立大学法人 鹿児島大学 産学・地域共創センター知的財産・リスクマネジメント部門
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