ムチン1(MUC1)タンパク質に対する抗体及びその用途
国内特許コード | P110005803 |
---|---|
整理番号 | S2010-0362-N0 |
掲載日 | 2011年9月29日 |
出願番号 | 特願2010-097922 |
公開番号 | 特開2011-184427 |
登録番号 | 特許第5660486号 |
出願日 | 平成22年4月21日(2010.4.21) |
公開日 | 平成23年9月22日(2011.9.22) |
登録日 | 平成26年12月12日(2014.12.12) |
優先権データ |
|
発明者 |
|
出願人 |
|
発明の名称 |
ムチン1(MUC1)タンパク質に対する抗体及びその用途
|
発明の概要 |
【課題】胃癌を含む癌の早期診断の確診に効果を発揮する手段及び方法を提供すること。 【解決手段】以下の(a)又は(b)のペプチドを抗原として用いて作製され、かつヒトムチン1(MUC1)タンパク質と反応することを特徴とする抗体。 (a)配列番号2に示されるアミノ酸配列のうち少なくとも69~75番の連続するアミノ酸を含むペプチド (b)配列番号2に示されるアミノ酸配列のうち少なくとも69~75番の連続するアミノ酸において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつヒトMUC1タンパク質の抗原性を有するペプチド 【選択図】なし |
従来技術、競合技術の概要 |
|
産業上の利用分野 |
|
特許請求の範囲 |
【請求項1】 以下の(a)又は(b)のペプチドを抗原として用いて作製され、かつヒトムチン1(MUC1)タンパク質と反応することを特徴とする抗体。 (a)配列番号1に示されるアミノ酸配列からなるペプチド (b)配列番号1に示されるアミノ酸配列において1個のアミノ酸が付加されたアミノ酸配列からなり、かつヒトMUC1タンパク質の抗原性を有するペプチド 【請求項2】 ペプチドが配列番号1又は配列番号11に示されるアミノ酸配列からなるものである、請求項1に記載の抗体。 【請求項3】 モノクローナル抗体又はポリクローナル抗体である、請求項1又は2に記載の抗体。 【請求項4】 標識されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の抗体。 【請求項5】 ペプチドがキャリアタンパク質と結合されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の抗体。 【請求項6】 請求項1~5のいずれか1項に記載の抗体を含むことを特徴とするヒトムチン1(MUC1)タンパク質の免疫学的測定用試薬。 【請求項7】 請求項1~5のいずれか1項に記載の抗体を含むことを特徴とするヒトムチン1(MUC1)タンパク質に関連する疾患又は障害の判定用試薬。 【請求項8】 ヒトMUC1タンパク質に関連する疾患又は障害が、胃癌、膵癌、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、乳癌及び肺癌からなる群より選択されるものである、請求項7に記載の試薬。 【請求項9】 胃癌が低分化腺癌又は印環細胞癌である、請求項8に記載の試薬。 【請求項10】 (a)請求項1~5のいずれか1項に記載の抗体と、被験体に由来するサンプルとを接触させるステップ、 (b)該抗体がサンプル中のヒトムチン1(MUC1)タンパク質と結合したか否かを検出するステップ を含む、被験体においてヒトMUC1タンパク質に関連する疾患又は障害を判定するための方法。 【請求項11】 ヒトMUC1タンパク質に関連する疾患又は障害が、胃癌、膵癌、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、乳癌及び肺癌からなる群より選択されるものである、請求項10に記載の方法。 【請求項12】 胃癌が低分化腺癌又は印環細胞癌である、請求項11に記載の方法。 【請求項13】 サンプルが、生検組織サンプル、手術摘出組織サンプル及び細胞診サンプルからなる群より選択される、請求項10~12のいずれか1項に記載の方法。 【請求項14】 以下の(a)又は(b)のペプチド。 (a)配列番号1に示されるアミノ酸配列からなるペプチド (b)配列番号1に示されるアミノ酸配列において1個のアミノ酸が付加されたアミノ酸配列からなり、かつヒトMUC1タンパク質の抗原性を有するペプチド 【請求項15】 配列番号1又は配列番号11に示されるアミノ酸配列からなるものである、請求項14に記載のペプチド。 |
国際特許分類(IPC) |
|
Fターム | |
出願権利状態 | 登録 |
英語項目の表示
発明の名称 |
ANTIBODY AGAINST MUCIN 1 (MUC1) PROTEIN AND USE THEREOF
|
---|---|
発明の概要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a means and a method exhibiting efficacy in assuring early diagnosis of cancers including stomach cancer. SOLUTION: The antibody is prepared by using following peptides (a) or (b) as an antigen and is reactive with human mucin 1 (MUC1) protein: (a) a peptide containing at least 69th-75th consecutive amino acids out of the amino acid sequence expressed by the sequence No. 2, (b) a peptide comprising an amino acid sequence in which one to several amino acids are deleted, substituted or added, in at least the 69th-75th consecutive amino acids out of the amino acid sequence expressed by the sequence No. 2, and having the antigenicity of human MUC1 protein. |
『 ムチン1(MUC1)タンパク質に対する抗体及びその用途』に関するお問合せ
- 国立大学法人 鹿児島大学 産学・地域共創センター知的財産・リスクマネジメント部門
- URL: http://www.rdc.kagoshima-u.ac.jp/
-
E-mail:
- Address: 〒890-8580 鹿児島県鹿児島市郡元一丁目21番24号
- TEL: 099-285-3881
- FAX: 099-285-3886