レブリン酸の製造装置、レブリン酸の分離装置及びレブリン酸から炭化水素を製造する装置
国内特許コード | P110002257 |
---|---|
整理番号 | S2009-0379-N0 |
掲載日 | 2011年4月8日 |
出願番号 | 特願2009-048421 |
公開番号 | 特開2010-202548 |
登録番号 | 特許第5504493号 |
出願日 | 平成21年3月2日(2009.3.2) |
公開日 | 平成22年9月16日(2010.9.16) |
登録日 | 平成26年3月28日(2014.3.28) |
発明者 |
|
出願人 |
|
発明の名称 | レブリン酸の製造装置、レブリン酸の分離装置及びレブリン酸から炭化水素を製造する装置 |
発明の概要 |
【課題】本発明は基幹化学物質をバイオマスから低コストで高収率に製造することを提案する。 【解決手段】バイオマスからレブリン酸を生成する製造装置であって、バイオマスと、酸触媒と、水とを反応器に供給する供給器と、前記バイオマスと、前記酸触媒と、前記水を加温下で反応させる反応器とを備えてなる製造装置により達成される。 【選択図】なし |
従来技術、競合技術の概要 |
|
産業上の利用分野 |
|
特許請求の範囲 |
【請求項1】 バイオマスからレブリン酸を生成する製造装置であって、 前記バイオマスと、酸触媒と、水を150℃以上240℃以下で水熱反応させる反応器と、 30℃以上320℃以下の温度で、前記水熱反応で得られたレブリン酸を含んでなる組成物と、吸着剤とを接触させ、前記吸着剤にレブリン酸を吸着させ、かつ、分離させる吸着器とを備えてなり、 前記バイオマスが、サトウキビの搾りかすであるバガス;イネ、麦の籾殻及び藁並びにこれらの、加水分解又は酵素分解による処理物;食用穀物の調理物及び廃棄物並びにこれらの処理物;木材の製材廃棄物、木材のアルカリ蒸解による処理物である、製造装置。 【請求項2】 前記吸着器で分離された残液を前記反応器に戻す手段を更に備えてなる、請求項1に記載の製造装置。 【請求項3】 バイオマスからレブリン酸を生成する製造方法であって、 前記バイオマスと、酸触媒と、水を150℃以上240℃以下で水熱反応させ、レブリン酸を含んでなる組成物を得てなり、 30℃以上320℃以下の温度で、前記組成物と、吸着剤とを接触させ、前記吸着剤にレブリン酸を吸着させ、かつ、分離させることを含んでなり、 前記バイオマスが、サトウキビの搾りかすであるバガス;イネ、麦の籾殻及び藁並びにこれらの、加水分解又は酵素分解による処理物;食用穀物の調理物及び廃棄物並びにこれらの処理物;木材の製材廃棄物、木材のアルカリ蒸解による処理物である、製造方法。 【請求項4】 前記吸着剤から分離された残液を戻して前記水熱反応をさらに行うことを含んでなる、 請求項3に記載の製造方法。 【請求項5】 バイオマスからレブリン酸を生成し、前記レブリン酸から炭化水素を生成する製造装置であって、 前記バイオマスと、酸触媒と、水を150℃以上240℃以下で水熱反応させる第1反応器と、 30℃以上320℃以下の温度で、前記水熱反応で得られたレブリン酸を含んでなる組成物と、吸着剤とを接触させ、前記吸着剤にレブリン酸を吸着させ、かつ、分離させる吸着器と、 前記吸着剤から脱離させた前記レブリン酸を、ゼオライト触媒と300℃以上550℃以下で反応させ、副生成物である水と、生成物である前記炭化水素とが2相に分離させてなる第2反応器とを備えてなり、 前記バイオマスが、サトウキビの搾りかすであるバガス;イネ、麦の籾殻及び藁並びにこれらの、加水分解又は酵素分解による処理物;食用穀物の調理物及び廃棄物並びにこれらの処理物;木材の製材廃棄物、木材のアルカリ蒸解による処理物である、製造装置。 【請求項6】 バイオマスからレブリン酸を生成し、前記レブリン酸から炭化水素を生成する製造方法であって、 前記バイオマスと、酸触媒と、水を150℃以上240℃以下で水熱反応させ、レブリン酸を含んでなる組成物を得てなり、 30℃以上320℃以下の温度で、前記組成物と、吸着剤とを接触させ、前記吸着剤にレブリン酸を吸着させ、及び、 前記吸着剤から脱離させた前記レブリン酸を、ゼオライト触媒と300℃以上550℃以下で反応させ、副生成物である水と、生成物である前記炭化水素とが2相に分離して、前記炭化水素を得ることを含んでなり、 前記バイオマスが、サトウキビの搾りかすであるバガス;イネ、麦の籾殻及び藁並びにこれらの、加水分解又は酵素分解による処理物;食用穀物の調理物及び廃棄物並びにこれらの処理物;木材の製材廃棄物、木材のアルカリ蒸解による処理物である、製造方法。 |
国際特許分類(IPC) |
|
Fターム |
|
出願権利状態 | 登録 |
英語項目の表示
発明の名称 | APPARATUS FOR PRODUCING LEVULINIC ACID, APPARATUS FOR SEPARATING LEVULINIC ACID, AND APPARATUS FOR PRODUCING HYDROCARBON FROM LEVULINIC ACID |
---|---|
発明の概要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an apparatus for producing a basic chemical substance from biomass at a high yield and a low cost. SOLUTION: The apparatus for producing levulinic acid from biomass includes a reactor for causing biomass, an acid catalyst, and water to react with each other while heating them, and a feeder for feeding the biomass, the acid catalyst, and the water into the reactor. |
『 レブリン酸の製造装置、レブリン酸の分離装置及びレブリン酸から炭化水素を製造する装置』に関するお問合せ
- 国立大学法人 鹿児島大学 産学・地域共創センター知的財産・リスクマネジメント部門
- URL: http://www.rdc.kagoshima-u.ac.jp/
-
E-mail:
- Address: 〒890-8580 鹿児島県鹿児島市郡元一丁目21番24号
- TEL: 099-285-3881
- FAX: 099-285-3886